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RALLY HOKKAIDO参戦レポート③

RALLY HOKKAIDO参戦レポート①
RALLY HOKKAIDO参戦レポート② のつづきです。

9月9日(土) いよいよLEG1のスタートです。

朝のサービスパークの様子です。


スタート前、コドラ同士で打ち合わせです。


スタート前に記念撮影です。

天気も良く、和やかな雰囲気の中スタートしました。


LEG1のコースは、
SS1/4/7 リクベツ・ロング 4.63km
SS2/5/8 ヤム・ワッカ 23.49km
SS3/6 パウセカムイ・リバース 9.81km
の計8SSです。



ここからは、ARTAオートバックスGRヤリスから見たLEG1の経過です。


SS1 リクベツ・ロング 4.63km タイム3:44.9 クラス4位 総合11位
北愛国のサービスパークを出発し、約100kmのリエゾンを移動。
割と時間がタイトで、スタート前のTCに到着し、タイヤのエアを調整、ヘルメットなど装備品を装着してベルトを締めるとほぼターゲットタイムぴったりの時間となりました。
コースは前半がターマック。後半がグラベルで名物のウォータースプラッシュがありギャラリーの方も沢山観戦されています。
GRヤリスは前回のカムイから足回りのセッティングを変更しており、ラリーコースを走行するのは実質これが初めての為、感覚を確かめながら走行しました。
フィーリングも悪くなく、クラス4位のタイムで次のSSへと向かいました。


SS2 ヤム・ワッカ 23.49km タイム17:03.6 クラス3位 総合8位
SS1後にリフューエルを行い、SS2へ向かいました。
ここも例年使用しているコースですが、LEG1最長のコースであり合計3回走行する為、勝敗を分ける重要なSSになると思われました。
セッティング変更の効果もあり、前回のカムイよりペースアップしているものの、マシンの挙動が掴みにくく、最初の1~2キロメートルは思うようにドライビング出来ない状態でした。
しかし、長いSSのため集中力を切らさないよう気持ちを切り替えて、マシンに合わせたドライビングに切り替えるよう心掛けた結果、クラス3位と思いのほか良いタイムを出すことが出来ました。
ゴール後、次のSSに向けてタイヤを前後ローテーションしました。

SS2終了後、リエゾン
SS2終了後、思いがけない連絡が入りました。
ARTAオートバックスヤリスCVTがSS1でコースオフ、リタイア。
リエゾン中の信号待ちで偶然出会ったファンの方ともヤリスCVTのコースオフの話になり、非常に残念がっておられました。
応援して頂ける皆様の為にも、サービスで準備万端で待っているチームの為にも、絶対に完走させようと心に決めてSS3に向かいました。

SS3 パウセカムイ・リバース 9.81km タイム5:55.1 クラス2位 総合8位
パウセカムイ・リバースも例年使用しているコースで、今大会のコースの中では一番ハイスピードのコースです。
路面はフラットで道幅も広く、高速域でのマシンコントロールとペースノートの精度が求められます。
ここでもマシンの挙動が不安定で、ドライビングが難しい部分がありましたが、マシンに合わせて抑えるところは抑えて、なるべく車速をキープしてスムーズに走るよう心掛けた結果、クラス2位と今回のラリーでは自分たちの中でベストのタイムを出すことが出来ました。
ここでトータルのタイムでもクラス2位に浮上します。


SS4 リクベツ・ロング 4.63km タイム3:41.5 クラス3位 総合8位
SS1のリピートです。
SS1と比較してマシンの挙動もだいぶ理解してきた為、攻めるところは攻めて、抑えるところはしっかり押さえて集中して走り切りました。

サービスA 陸別 20分
SS4まで終えて、クラス2位でサービスに戻りました。
サービスでは、各部点検とタイヤ交換、足回りのセッティングを若干変更しました。
サービス隊とマシンの挙動についても共有し、ペースは悪くないのでこのまま集中してしっかり走り切ろうと意思を統一しました。
クルーとしても、事前の準備を念入りに行った結果、本番にはとても良い状態で臨めたためコンディションも良く、セクション2に向けてペースノートを若干修正するなどしっかり準備を整えてセクション2へと向かいました。

SS5 ヤム・ワッカ 23.49km タイム16:48.6 クラス4位 総合10位
SS2のリピートです。
前半は非常に調子良く、SS2と比較しても良いペースで走行していましたが、コース中盤から後半に入るころ、突然パワーダウンしたような感覚になり加速が鈍くなったように感じました。
そのまま走行は継続しましたが、その他にも若干トラブルがあり、SS終了後にサービスと連絡をとり、原因を確認しました。


SS6 パウセカムイ・リバース 9.81km タイム5:54.1 クラス3位 総合9位
SS6スタート前に、マシンを点検していたところ、ミッションマウントに不具合を見つけました。
SS5のトラブルと因果関係は不明でしたが、サービスに戻るまで修理は難しく、現状のまま走行を継続しました。
SS5の後半で感じたパワーダウンはさほど感じなかったものの、途中で何度かギアが入りにくい事があり、シフトダウンのタイミングがずれて橋の欄干に接触しそうになるなどヒヤッとする場面もありましたが、無事にゴールしました。

SS7 リクベツ・ロング 4.63km タイム3:44.3 クラス4位 総合10位
リクベツ・ロング、3回目の走行です。
スタート後、約1kmほど走行した所で、ヤリスCVTのものと思われるタイヤのブラックマークがくっきりと残っているのが確認出来ました。
リクベツロングへ向かうリエゾンの途中には、毎年立てられている応援メッセージがあり、元気を頂きました!




SS8 ヤム・ワッカ 23.49km タイム16:58.6 クラス4位 総合10位
LEG1最後のSSです。
スタート前、予定通りフロントタイヤを車載していたスペアタイヤに交換。
やや時間がタイトでしたが、事前の練習の成果もあり、余裕をもって交換出来ました。
スタート前のインフォメーションでは、リタイア車情報が10台前後あり、このステージの過酷さを物語っていました。
スタート後、ステージの前半は比較的調子良く走行していましたが、中盤以降は車両的にいくつかのトラブルが重なり非常に苦しい走行になりました。
しかし、ドラ・コドラ共に今回のラリーは心身共にベストな状態で臨むことが出来ており、長丁場のLEG1にも関わらずあまり疲労を感じる事もなく、最後まで集中して走り切る事が出来ました。
SS終了後はトラブルがありながらも無事に走り切った安心感と充実感から、思わずお互いに握手をしました。
車を停めてヘルメットを脱ぎ、窓を開けて日中よりだいぶ涼しくなった風を感じながら、チーム員の待つサービスパークへと向かいました。

北愛国サービスパーク


サービスB 北愛国 45分
サービスに戻るころには雨が降っていました。
作業としてはミッションマウントの交換、アライメント確認、各部点検、ガードの補修などを行いました。
残念ながらリタイアしてしまった冨本・里中選手も参加し、チーム全員でマシンを整備します。


今回初参加のSA富山南 大嶋さんも頑張ってます!




ここまでの順位はクラス3位。
明日は絶対にチームみんなで表彰台に上がろうと心に誓ってLEG1を終えました。

つづく

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