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シッパイからマナブ

NANAです。

先日の『TOYOTA GAZOO RACING RallyChallenge in 八ヶ岳茅野』
では、先にお伝えしたとおり
諒くんの131VitzはE-1クラス1位
NANAのアクアはC-1クラス2位
となりました。

ダブル優勝のチャンスだったのに、ごめんなさい。

色んな反省や改善点はたくさんありますが、今回のようなコンディションでの経験がほぼ無かった割には、臆することなく攻めれたと思います。

1位だった京都トヨタさんは、本当に速かった。完敗です。

今回は色々とトラブル?ハプニングに見舞われ
最終SSを走りきって、パルクフェルメへ入れたときは
本当にホッとしました。

サービスパークに帰ってきてからは、疲れがどっと出て
立っていられなくなり、車の中で死んでたほど。

一番の原因は、燃料マネジメントのミスです。
SS5からSS6までの間に燃料ランプは青から黄色に変わりそして消えた・・・

ここまで頑張ってきたのに、全てが台無しになってしまう恐怖は
本当にもう恐ろしかったです・・・

全てが終わって真っ先に思い出したのは
私のスキーのコーチが以前ブログで言っていたこの言葉。

この言葉を鑑みると、私の敗戦は必然だった。

まずタイヤ。
私の選択は舗装用の新品だった。
理由は①未舗装用タイヤではブロック変形のヨレにより舗装でタイムが伸びない②昨年の感じでは硬質ダートだ③コース短縮により舗装と未舗装の比率は半々だった④準備段階での当日の天気予報は曇りだった。

確かに、去年と同じ天気や条件だったら、ひょっとしたら結果は違ったかもしれない。

けれど、現実はそうではなくて
数日前に降った雪の影響で、前日あれだけの晴天にも関わらず
未舗装路が乾くことは無かった。

それだけの湿気があって、さらに標高の高い山の中。
例え雪がなくても、朝露や霧の影響があるかもしれない。と気づけなかった。

更に、舗装でも思い込みがあった。

舗装用タイヤだから、ある程度無理して走ってもグリップして大丈夫だろう。という思い込みがあった。

けれども、実際は気温は低いし
標高差で上がった空気圧ではタイヤが温まりが違うし
そしてなによりも、リエゾンの移動がギリギリで
いつものように、自分にあったコンディションに都度設定して走る事ができなかった。

確かに、練習のように全てのコンディションが整っていれば
今回みたいな走りをしても問題はなかったかもしれない。
けれど、状況は違った。
その時の状況に合わせて、臨機応変に対応することができなかった。

(競技は違えど、一緒ですね。)

更に、燃料マネジメント。
先日のテストでは、だいたいフルにアクセルをあけて
リッター6くらい。

今回のラリーの総移動距離は110キロほど。
うち、SS区間は8キロほど。

だから、前日の段階でガソリンはメーターの半分より2メモリ多くて
「入れすぎた?」と思ったほど。

だけど、これも違った。

今まで出た他の会場のラリーだったら、おそらく判断としては間違っていなかった。
しかし、今回はリエゾン区間で一気に町から山へ上がる。燃費は当然悪い。
昨年も出ている時点で気づかなければならなかった。

結果、燃料への不安から気持ちの余裕はなくなり、更にスタート前の燃料電池の充電をすることができなかった。

諸々、自分の責任です。

ただ、今回負けた事で気づけたので良し!とします。
仮に棚ボタなどで勝ててたら
「わーい!勝ったー!」
で、内容を振り返ることなく終了したと思う。


(うんうん、本当にその通りです・・・)

と反省はたくさんありますが、悪いことばかりではなかったです!

ドロでネチョネチョの路面を、舗装用タイヤで走る。
経験が無い中でしっかり攻めれた。ミスはたくさんありましたが・・・

同じ日にGTでクラス2位となったARTA GT300の高木真一選手のコメントを見て、なんだかすごーく共感しました。

(全然違うようで似た状況なのかなー?)

昨年、同じくシリーズ2位だった真一さん。
年末にお会いしたとき、2位だったことへの意味を教えてくれた。

私は今回、その時の言葉を胸に走った。

結果的には負けてしまったけれども
愛すべき手強きライバル達と、熱く、いい勝負が出来たと思う。

次は勝つ!!!!

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